歓声

大事なものは 心の奥底に眠っている

扉を開く時の勇気は 誰もが気づかずにいる

自分を知ることは その勇気を信じることから始まる

心を開いて目を開けた時に 信じていたものが

そこに存在していることを知った時

心をたたいているのは 自分自身

だから 他人には理解できないことや 飛びこせないと思われていることを

達成した時の歓声は 自分にしか聞こえない

大事なものは 心の奥底に眠っている

街へ行こう

 窓の外は曇り空。今にも雨が降り出しそうな天気です。

 皮膚が腫れたという彼女の指をいたわりながら、僕は家の中で一日を過ごしている。

 初夏の気温はどこへやら。すっかり過ごしやすくなった日々でなんとか暑さしのぎはできているような気もします。  

 季節が変わり、肌寒い季節になったら帰省しようという計画は、だめになってしまい、それでもまぁいいかという気持ちが滴のように少しずつ零れて、そのうち心の器が空っぽになってしまいそう。

 見る夢はいつだって、故郷の夢。過去の夢。生きる現実は未来を標ぼうし続ける辛い日々。言われたことにいちいちチクチクして、いわれもしないことに怯えてしまって。

 なんだか、物足りない毎日です。

 指を痛めた相棒はそれでも仕事へ行きました。偉いなぁと思いつつ。

 早く帰ってくるから。今日、カラオケ?いいよ。と言ってくれることにとても感謝しています。ありがとうね。

 それでもなんでも、仕事探しは続けなくてはいけなくて、相談室からの時々の電話を何故か臆病な気持ちになりながら、待つような待っていないような。

 ネガなことは書きたくないなと思いつつ、かといって、何もしていないわけにもゆかず。難しいなというのが本音かな。

 今日は街へ行こう。カラオケでaskaさんの歌を唄おう。ご飯は外で食べよう。

 ちょっと元気になろう。今隣で寝息をたてている9ちゃんはご飯を用意して留守番してもらおう。

 美容室を取り消して、消沈している妻を元気づけよう。

 彼女が痛めた左の小指、傷跡に当たらないように、逆の手と繋いで街を歩こう。

 そうだ、そうしよう。

ヨサコイ日和

午前中までの雨が嘘のように晴れて、札幌は、まさにヨサコイ日和です。

街には法被を着た健康そうな人々で賑わって居ます。

札幌駅南口の踊り場も人だかりで溢れ、暑い中で踊る人達、見る観光客が初夏の暑さにまみれながらも、どの顔も笑顔でした。

久しぶりの仕事への復帰第一日目は、なんだか背中を押してもらえたか、大成功。

とりあえず、次に弾みがつきました。

職場

ここに来ると、どうしても考えてしまう。

必要とされているのか、不必要なのかということ。

僕は弱いし、打たれれば簡単にノックダウンしてしまう。

でも、それを他者に説明はしたくはない。

わかってほしいと、現実の人々に求めることができない。

だから、誤解を受ければ、曲解もする。

苦しんでいる理由も話したくないし、苦しいと白状することも、難しい。

それを簡単にできる人を、羨望の目で見ながら軽視もする。

要は、僕はとてもダメなやつだ。

一度きりの時だ。どうやって乗り越える?

どうしたら、乗り越えられる?

その答えはもう、でているのだけれども。

地下鉄と雨

本を開いて居眠りをしながら地下鉄に揺られているサラリーマンを、見ていた。

僕も仕事へ、一応向かう途中である。

一応というのには、理由がある。

休んでしまおうかと考えながら、地下鉄に乗っているからだ。

僕とこのサラリーマンは大きく違う。

彼は忙しい最中に居眠りをしながらも、さらに書を閉じずに、仕事へも行こうとしている。

一方の僕は、特に理由もなく、仕事から遠ざかろうとしている。

外は雨が降っている。

なんだか、水の匂いが、地下鉄を降りて、階段を登る度に強くなってきた気がする。

雨は休む理由にはなるまい。

サラリーマンがみせていた、姿からなにかを学び取るか、言い訳のような買い物をして帰ってしまうか。

どちらにしても、雨は止みそうもない。

もいわ山

休み中に、市内にある、もいわ山にロープウェイで登ってきました。

登山というわけには、いかなかったですが、好天に恵まれて、見晴らしもよかったです。

昼食に、山頂にあるレストランで食事。

シェフおすすめランチを食しました。

山頂にはまだ冬のなごり雪が残っていて、少し冷んやり。

ちょっと贅沢なGWでしたが、満足しました。

さて、遅まきながら今日から仕事です。

休みボケがあるかどうか、ちょっと心配。

明日行けば、また休みだと、休み連発に家族から閉口されながらも、日々に追われるのでした〜。

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人間三国志

病院に来ています。

待合で座りながら、読書をしていました。

「人間三国志 第1巻 覇者の条件」

著林田慎之助です。

この本を初めて手に取ったのは、25年前、中学生のころです。

難しそうだなと、感じたのを覚えています。

当時、三国志に興味を持ち始めたばかりでした。

横山光輝の漫画三国志から入り、徐々に誘われるようにして、買ったものでした。

人物では、曹操に憧れました。

大人になったら、彼らのように自由に世の中を渡り歩く生き方がしたいとも、影響を受けたのも思い出です。

齢も40になろうとすると、人生の形は見えてくるものです。

僕は、とうとう、曹操にはなれませんでした。

昨日、田舎の父から久しぶりに連絡があり、交通事故に遭い、打撲程度だったものの、MRIで検査をしたら、脳にもやがあるとのこと。

生きていれば自由だけで片付けられないことが、乗り越えても現れます。

平成の曹操は、父の病を看病して、天下統一は、果たせないけど、祖先の霊廟を守ることは、できるかもしれません。

父の健康を祈りつつ、家庭を守る英雄でありたいと願う、今日この頃です。