英雄

君の休日に会社へ行くときは、僕は何故か誇らしげな顔になる。 向かっているはずなのに、凱旋しているみたいな。 お昼も食べずに待つ君のために、僕の今日の仕事もお昼まで。 ちょっと英雄らしからない仕事っぷりかな。 それでもいい。一つでも君に誇ること…

リボンをほどこう

一昨日、転属願いは受理され、たぶん来季からは違う部署へ。 うまくいけば、文書作成の課に編入されます。 そこにたどり着くまで随分かかったなぁという実感です。 少なくてもこの5年間いろいろありました。それ以前の35年を岩手で過ごしたけど、その時間…

メリークリスマス!

タイトル 「そして 僕らは」 星を見上げることを忘れ 過ぎていく時間は泣いている 街の空は都会の風に吹かれ 気づけば常闇の夜鳥が羽ばたく あの日 二人で語り合った時間 今更乍ら尋ねたいことがある 君は 何処 雲の向こうにたどり着けたか 私はあの日のまま…

ブルーレイを観ながら

藤野千夜さんの新刊を読みながら、妻が呟いた。 「9が大人しくしている時は部屋に音楽が流れているね」と。 僕は最近、チャゲアスしか聞いていない。今日もASKAさんのBRDを購入してきて、鑑賞している最中だ。 「確かにそうだね」と犬に目を向ける。 9は、や…

休日の過ごし方

一日中、考え事をするのが嫌で、朝からカフェでアイスカフェオレを飲んでいます。 どこへ行っても考え事は、止まないかもしれないけど、家でのそれは最悪の結果しか浮かばないのが往々。 土日は久々の休日。書店に寄って、土産を買い、ウインドウショッピン…

歓声

大事なものは 心の奥底に眠っている 扉を開く時の勇気は 誰もが気づかずにいる 自分を知ることは その勇気を信じることから始まる 心を開いて目を開けた時に 信じていたものが そこに存在していることを知った時 心をたたいているのは 自分自身 だから 他人…

街へ行こう

窓の外は曇り空。今にも雨が降り出しそうな天気です。 皮膚が腫れたという彼女の指をいたわりながら、僕は家の中で一日を過ごしている。 初夏の気温はどこへやら。すっかり過ごしやすくなった日々でなんとか暑さしのぎはできているような気もします。 季節が…

ヨサコイ日和

午前中までの雨が嘘のように晴れて、札幌は、まさにヨサコイ日和です。 街には法被を着た健康そうな人々で賑わって居ます。 札幌駅南口の踊り場も人だかりで溢れ、暑い中で踊る人達、見る観光客が初夏の暑さにまみれながらも、どの顔も笑顔でした。 久しぶり…

職場

ここに来ると、どうしても考えてしまう。 必要とされているのか、不必要なのかということ。 僕は弱いし、打たれれば簡単にノックダウンしてしまう。 でも、それを他者に説明はしたくはない。 わかってほしいと、現実の人々に求めることができない。 だから、…

地下鉄と雨

本を開いて居眠りをしながら地下鉄に揺られているサラリーマンを、見ていた。 僕も仕事へ、一応向かう途中である。 一応というのには、理由がある。 休んでしまおうかと考えながら、地下鉄に乗っているからだ。 僕とこのサラリーマンは大きく違う。 彼は忙し…

もいわ山

休み中に、市内にある、もいわ山にロープウェイで登ってきました。 登山というわけには、いかなかったですが、好天に恵まれて、見晴らしもよかったです。 昼食に、山頂にあるレストランで食事。 シェフおすすめランチを食しました。 山頂にはまだ冬のなごり…

人間三国志

病院に来ています。 待合で座りながら、読書をしていました。 「人間三国志 第1巻 覇者の条件」 著林田慎之助です。 この本を初めて手に取ったのは、25年前、中学生のころです。 難しそうだなと、感じたのを覚えています。 当時、三国志に興味を持ち始めた…

愛犬

愛犬の9ちゃん(名前です)は先日、去勢手術を終えて、やっと首からカラーが外れました。 痛々しい姿を見せているよりも、元気に動いているほうがいいと僕たちは、目を細めています。 9ちゃんが我が家に来たのは、もう一年と4か月前です。今では1歳半に…

ミルクコーヒー

年に一回の贅沢だからと、街外れにできたばかりの、郊外型の大きな、喫茶店だろうかレストランだろうかに、妻に誘われて連れていかれたのは、考えてみたらもう1年も前のことになる。 パンケーキのおいしい店だった記憶がある。かなり大きなパンケーキを出す…

メロンパン

「洗濯はちゃんとしておいてね。仕事を休むんだからそれくらいはね」 いそいそと妻が玄関先でスニーカーを履く手を動かしながら、そんなことを言った。 「じゃぁ、行ってくる」 とだけ言い残し仕事へ向かった。 僕はさっきから持ちっぱなしの古い月刊誌を片…

サンキュ!サッポロ

ふと思えば、札幌に移住してから今月で、5年目?になる。 いろいろあったなぁ。 震災の翌年、岩手から飛び出して。 あっという間だったな。 今では、ここにいることに対して反対する人はいないけど、5年前は、誰もが移住を反対してた。無理だろうって。 で…

雨の日

空からバケツをひっくり返したような雨の日でした。 街路樹の小脇には小さな、ちょうど1メートルもないでしょうか、それくらいの大きさの薄黒く汚れた、白っぽい小箱が忘れられてしまっているかのように置かれていました。 道行く人々は傘を被り家路を急い…

白い湯気みたいな空 クリーム色のビルが 春風で呼吸している 街路樹の蕾は桃の色 故郷へ贈る土産物に 託す言葉は季節の香 僕は早く起きすぎて くしゃくしゃになった 頭を撫でながら 少しずつ風の音にあわせ 息を整える 子犬をゲージから出し 「おはよう」を…