人間三国志

病院に来ています。

待合で座りながら、読書をしていました。

「人間三国志 第1巻 覇者の条件」

著林田慎之助です。

この本を初めて手に取ったのは、25年前、中学生のころです。

難しそうだなと、感じたのを覚えています。

当時、三国志に興味を持ち始めたばかりでした。

横山光輝の漫画三国志から入り、徐々に誘われるようにして、買ったものでした。

人物では、曹操に憧れました。

大人になったら、彼らのように自由に世の中を渡り歩く生き方がしたいとも、影響を受けたのも思い出です。

齢も40になろうとすると、人生の形は見えてくるものです。

僕は、とうとう、曹操にはなれませんでした。

昨日、田舎の父から久しぶりに連絡があり、交通事故に遭い、打撲程度だったものの、MRIで検査をしたら、脳にもやがあるとのこと。

生きていれば自由だけで片付けられないことが、乗り越えても現れます。

平成の曹操は、父の病を看病して、天下統一は、果たせないけど、祖先の霊廟を守ることは、できるかもしれません。

父の健康を祈りつつ、家庭を守る英雄でありたいと願う、今日この頃です。