英雄

君の休日に会社へ行くときは、僕は何故か誇らしげな顔になる。

向かっているはずなのに、凱旋しているみたいな。

お昼も食べずに待つ君のために、僕の今日の仕事もお昼まで。

ちょっと英雄らしからない仕事っぷりかな。

それでもいい。一つでも君に誇ることができるなら。